UFS3.1発表 進化は少ない?

JEDECがモバイル向けストレージの新規格、「UFS3.1」を発表しました。
今後発表されるであろうハイエンドスマートフォン、Oneplus8やiQOOなどに搭載されると見込まれます。
進化点は?
追加された機能は、低使用時に電力を制限する「DeepSleep」、疑似的にSLCを再現して書き込み速度を上昇させる「WriteBooster」、本体の発熱により一時的に性能が低下した際にシステムに通知する「Performance Throttling Notification」が追加されました。ガジェットオタクなどの皆さんが一番気になるのはやはり速度でしょう。ではUFS3.0の時とどれほど速度が上昇したのでしょうか?
速度は?
こちらの画像はUFS3.0が搭載されたハイエンド端末のベンチマークです。

こちらはUFS3.1が搭載されたもののベンチマークになります

まとめるとこのようになりますね
UFS3.1 | UFS3.0 | |
Seq Read | 1577 | 2280 |
Seq Write | 592 | 1801 |
Random Read | 179 | 146 |
Random Write | 201 | 138 |
シーケンシャル性能に関してはかなり性能アップしてますね。これだとファイルの移動などがとてもスムーズにできそうです。しかしランダム性能に関してはなぜか性能ダウンに。もしかしたらUFS3.1の測定端末がベンチマーク用に最適化されていなかったのかもしれませんが、ほとんどの体感速度はランダム性能に依存するのでこれが事実ならば、むしろ遅くなる・・・という結果になってしまいますね。
UFS3.1はSamsungや東芝傘下のキオクシアなどから出荷される予定です。これからのスマートフォンが楽しみですね。
ディスカッション
コメント一覧
>> シーケンシャル性能に関してはかなり性能アップしてますね。これだとファイルの移動などがとてもスムーズにできそうです。
表のUFS3.1とUFS3.0が、逆では?
これだと、UFS3.1の方が遅いので、説明文章と一致しません。
UFS3.1 UFS3.0
Seq Read 1577 2280
Seq Write 592 1801
Random Read 179 146
Random Write 201 138