Apple M1発表 その技術の内容とは

凄まじい電力効率

「電力効率に絶え間なく注力しながら、業界トップのパフォーマンスと機能を提供すること」だと、ハードウェア技術担当シニアバイスプレジデントのJohny Srouji氏が語っています。

効率化の設計をとったことにより前世代のMacbookと比べバッテリー駆動時間を2倍に、最大15時間のウェブ閲覧と18時間の動画閲覧を実現しました。

その他

Appleはいままでオーディオやセキュリティなどを自社開発のTシリーズプロセッサーを搭載していましたが、今回Appleの設計となったことによりこの機能をSoCに統合、そのスペースをバッテリー容量の向上に充てたとのこと。

横文字解説

SoC:システムオンチップの略。CPUとは違いたくさんの機能を有します。

TSMC:台湾セミコンダクターマニュフェクチュアリングの略。世界最大の半導体製造企業です。

NPU:Neural Processing Unitの略。主にAI処理を行います。

big.LITTLE:高性能コアと低電力コアを組み合わせるCPUの設計方法です。

ユニファイドメモリアーキテクチャ:RAMを外部ではなくSoC内部に実装し、CPUとGPUが共用することで外部RAMへのアクセスを減らす設計方法です。

ML:機械学習の略です。

メモリプール:RAMのかたまりのことです。

プロセスルール:回路幅の大きさです。減ればトランジスタが増やせますが内部抵抗が大きくなります。