中国、2億度の人工太陽を開発

次世代のエネルギー源として有効だと言われている核融合、各国がこぞって開発競争を行っていますが、中国がこのことについてある発表をしました。
中国、2020年に人工太陽を稼働予定
中国の国営メディアの新華社は2019年11月に「次世代の制御可能核融合研究装置HL-2Mは、2019年6月に主要システムが完成しており、目下順調に建造が進められています」と発表しました。この核融合炉は2020年に運転する予定であるとしました。
他の核融合炉としては2025年稼働予定のITERや、民間企業が運営しているGeneral Fusionなどがあります。中国はそのような主要機関の5年も早く稼働にこぎつけたことになります。

中国は2018年11月にもプラズマを1億度に達成させる実験を行っており、核工業西南物理研究院のDuan Xuru所長によると、プラズマの温度は最高2億度にまで達すると予想されているとのこと。これは実際の太陽の約13倍の温度になります。
もしこの実験炉の長時間連続運転が可能になれば少量の原料から膨大な熱エネルギーを生み出せることになります。そうすれば人類の科学技術も大きく進歩することでしょう。
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません